たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録1:ベトナム、ホテル到着
とあることから、私はベトナムで3ヶ月間のボランティア的な活動を行いました。
本記事から当時の記録を投稿していきたいと思います。
記事はベトナムに向けての飛行機から始まります。
まず私は人生でベトナムには行ったことがなく、東南アジアへは高校時代の修学旅行のタイ・マレーシア以来でした。
そのため、ベトナムのイメージは観光本から得られるものだけで、ベトナムの方々の生活様式などの知識は持ち合わせていませんでした。
そのような事もありベトナム行きまでの準備期間は日々緊張しており、ベトナム行きの飛行機の中ではその緊張がピークになっていました。
機内では、機内サービスの食事もほぼ食べずに、お世話になる団体向けの自己紹介文をひたすら反復練習してたような覚えがあります。
緊張状態の中、そのようなことをして過ごしていると、あっという間にノイバイ国際空港に着陸するという機内案内が聞こえてきました。
そして、無事着陸。
初めてベトナムに降り立った印象は、思ってたよりかは蒸し暑くないなということでした。
ただこれは、それくらいしか頭によぎらないほど、これから3ヶ月間という長い期間を初めての国で、しかも日本人が自分しかいない団体で過ごすということがいよいよ現実のものになるということで頭が真っ白だったのだと思います。
そして、この緊張とは裏腹に入国手続きは何事もなく進み、気がつけばタクシー乗り場に立っていました。
実はこの時、私以外にもう1人日本人の方がいて、その方は最初の1週間だけ私のサポート役として同行してくれることになっていました。
その方はベトナム滞在のベテランで、タクシーの手配についても、手慣れた手つきでケータイアプリを操作していました。
このアプリは「Grab」というもので、行き先を設定するだけで、代金が自動算出され、最寄にいるタクシーを確保してくれるものです。
ベトナム初心者の私にとってGrabは本当に便利で、Grabのおかげで様々な場所にスムーズに行くことが出来ました。Grabはベトナム滞在期間中1番活用した心強いアプリでした。
そして、タクシーが5分も経たないうちに到着し、私と同行者の方を乗せ、私が宿泊するホテルに向けて走り出しました。
車中ではホテル到着後の予定を確認する程度の会話くらいで、たんたんと目的地であるホテルに近づくのみでした。
私はそのような中、無言で街並みをずっと眺めているだけでした。
空港を出発し、交通量が、特にバイクが増えて行くにつれ、ハノイ市街に近づいていることを感じることが出来ました。
ある程度無言の時間が経った時に同行の方から「ずっと外を見てますが、何か気になる事でもありますか?」と私に質問を投げかけました。
特に理由はなくただ単に外を眺めていただけで、強いて言うならば無心で眺めていると緊張が和らぐかもと思い、そうしていただけでした。
ただ、その方には「街を眺めるのが好きなんです」と、今となっては理由は分からないですがウソを言いました。
そして、どれくらいの時間を走ったかは覚えていないですが、私が宿泊するホテルに到着しました。
ホテルは日本でも利用したことのあるスーパーホテル系列のSuper Hotel Candleです。初めての国で3ヶ月間も1人で過ごすということで、日系のホテルが安心だと考えてSuper Hotel Candleにしました。
私は3ヶ月分の重いキャリーケースを引っ張りながら、フロントに向かいました。まずはチェックインです。
その時の私はベトナム語はシンチャオ以外分からなかったため、「シンチャオ。Hello. I'd like to check in, please.」とおそるおそる英語で尋ねました。
そうすると、「こんにちは。チェックインですね。お名前は?」と流暢な日本語でかえってきました。
この短い日本語を聞けただけで、一気に緊張や疲れが和らいだような気がしました。Candleさんにしてよかったと心の底から思いました。
そして、チェックイン完了後、同行の方とは夕食まで一旦解散しました。同行の方は別のホテルに宿泊です。
私は自分の部屋に向かうと、案内係のスタッフさん以外に別のスタッフさん2人も部屋に来てくれました。
1人は予約の際に色々対応してくれた方、もう1人は日本語通訳のスタッフさんです。
お二人とも日本語が流暢で、私はより一層安心しました。
お二人には滞在期間中にとてもお世話になり、休みの日には観光にも連れて行ってくれました。お二人との話は、また別の投稿で記録したいと思います。
彼女たちから一通りの説明を受けた後、簡単に荷解きを行い、3ヶ月間生活する部屋のチェックを行いました。
部屋は、サービスアパートメントでしたので、1人には十分すぎるほどの広さ、設備でした。
部屋はもちろんのこと、洗面所やお風呂も事前にネットで確認していた通りとてもキレイで、快適に過ごせそうだと安心しました。
また、お手洗いがウォシュレット完備なのは日本人にとってはとてもありがたいと思いました。
Wi-Fiも十分なスピードでネット環境もバッチリでした。
ひと段落ついて、旅路の疲れを癒すために休憩していましたが、あっという間に夕食の時間が迫ってきました。
疲れを癒すのもほどほどにして、必要なものをまとめて、急いでロビーに降りていきました。
ベトナム到着編はこの辺りで終わりにして、次の記事ではベトナムでの初めての夕食について投稿したいと思います。
最後に。
到着した日で1番記憶に残っているのが、チェックイン待ちの際にキャリーケースを倒してしまったことです。
何故かは分からないですが、この事は未だに鮮明に覚えています。
ベトナムに滞在した3ヶ月間、このような些細なことを鮮明に覚えていることが多々あります。このようなことを他の投稿でも記録していきたいと思います。