たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録

3ヶ月間のベトナム滞在記録です。ハノイやゲアン省でのホームステイの記録です。

たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録7:ゲアン省のホテルに宿泊

ディナー・送別会を終えて、宿泊するホテルに到着。

時間が遅かったこともあるのか、ホテルのロビーは真っ暗です。

受付の後ろにある扉から少し明かりが漏れている程度です。

 

同行者の方が受付の呼び鈴を鳴らすと、その扉から若い女性2人が出てきました。

2人は、日本のホテルスタッフのような制服ではなく、普段着のようなラフな格好で出てきました。

私達の名前を2人のスタッフさんに伝えると、すぐに鍵を2つ用意してくれました。

スタッフさんの案内に従い、我々はエレベーターに乗り込みました。

私達の部屋は別階で、下の階の私が先に降りました。

私の部屋は廊下の一番奥との事でした。と言うことは、おそらく広い部屋かなと思いつつ、廊下をどんどん進みました。

当たり前ですが廊下はシーンとしており、さらには青白い感じの薄暗い電気でした。ちょっと怖いなぁと思いつつ、さらに進むと私の部屋に到着しました。

ドアを開けると先ほどの予想は的中。

広い部屋には、3、4人は座れそうな大きいソファーに、キングサイズのベッドがありました。そして、なんとテーブルの上にはフルーツの盛り合わせがありました。

バスルームも広く、1人で寝るだけで利用するにはもったいないくらいの部屋でした。

ただ、廊下同様に部屋の明かりが薄暗いことだけが少し気になりましたが…。

 

ベッドの上で少し休憩していると、部屋の暗さ、そして静けさ(ホテルの周りには何もなく、外は真っ暗でした)により妙に寂しくなり、また酔いもあったので、シャワーを浴びてさっさと寝ようとバスルームに向かいました。

 

早速、シャワーの温度調節をするために、お湯・水をひねりました。

が、一向にお湯が出てきません。水をしめても、全く暖かくなりません。

とりあえずそのまま数分放置してみましたが、やはり暖かいお湯は出てきませんでした。

酔いと疲れで頭が回らなかったので、自力での解決は早々に諦めて、受付のスタッフさんに見てもらうことにしました。

 

ちょっと怖い廊下を早歩きで進み、エレベーターに飛びのりました。

そういえばロビーも受付後ろの部屋から漏れてくる明かりのみでかなり真っ暗だったことを思い出しました。

もうちょっとどころの怖さではなくかなり怖く、一日の悪いことが一気に来たなと思いました。

とは言いつつ、私も30を過ぎた大人なので、怖い素振りを見せずにフロント受付の呼び鈴を鳴らしました。

裏から出てきたスタッフさん2人に事情を話しましたが、私の英語が良くなかったのか、意味が通じたのはおそらく「部屋に来てみてください」だけだったようです。

そのため、2人のうち1人のスタッフさんは、私がナンパしていると勘違いしたようですごい剣幕で私に「No!」と連呼してきました。

google翻訳を使えばよかったのですが、ケータイを部屋に忘れてしまっており、翻訳ソフトは使えず。やはり悪いことが最後の最後で来たなと確信しました。

その後も「お願いします!」と「ノー!」を何度も繰り返しましたが、私の悲壮な顔からナンパではなく、何かトラブルだなとようやく分かってもらえました。

勘違いした方のスタッフさんは、私の部屋のシャワーを見るまで疑っているようでしたが…。

 

そして、ようやくスタッフさんにシャワーをみてもらえるところまできました。

彼女達も先ほど私が行った一連の流れと同様に確認を行い、やはりお湯は出ないようです。

2人でおかしいなぁというような顔で私を見てきましたので、私自身も今日はシャワー抜きかなと覚悟しました。

スタッフさんの1人が最後にもう一度シャワーの確認をすると、「ん?」といった感じでこちらを見てきました。

私も確認してみると、少し暖かくなっています。ぬるい感じですが、これならもういけそうです。

原因はわからなかったですが、とりあえず解決ということで3人で大笑い。

 

私は2人を見送り、そのまま一直線にバスルームに。

これでようやく全て解決してシャワーを浴びれると思い、バスタブに足を入れた瞬間、お湯がとんでもない熱さになっていました。

お湯の確認のために、水をしめてお湯を全開にしていたことを忘れていました。

 

この日は最後まで色々ありましたが、色々経験できた一日でした。

ベッドに入ると何かを考えるまもなく眠りにつき、翌朝を迎えていました。

 

※ホテルをいくら検索してもヒットしませんでした。写真も撮っていないようでした。残念。