たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録

3ヶ月間のベトナム滞在記録です。ハノイやゲアン省でのホームステイの記録です。

たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録13:ハノイ本社で勤務開始③-昼食-

話は昼食まで飛びます。

午前11時くらいから昼食を何を食べようかなと考え始めました。

近くにコンビニやカフェなどがあるので、その辺りに行ってみようかなとネットでリサーチです。

少し調べていると、事務所の奥から代表秘書に呼ばれました。

事務所の奥はキッチンです。

というのも、代表の自宅の一角が事務所なのです。

そのため、実際のところは、オフィスではなく代表の自宅にお邪魔してスタッフは仕事をしているという感じです。

 

私が事務所の奥にあるキッチンに行くと、代表秘書は料理をしていました。

彼女は私に料理は得意かどうか尋ねました。

私は大学1年から一人暮らしをしているため10年以上の1人暮らし経験ですが、料理が得意不得意のどちらかを選ぶというレベルにも達しておらず、今までほぼ自炊をしたことがありません。

その事を正直に彼女に伝えると、かなり引き気味の苦笑いが出ました。

ベトナムでは男女関係なく料理をする。この3ヶ月で料理も得意になろう」とビシッと修行宣言が出されました。

 

彼女の宣言を拒否する理由は何もありませんでした。

私は覚悟を決めて、彼女の宣言を受け入れました。

でも1つ確認しておくことがあります。

今日だけたまたま昼食を代表秘書が作っているのか、それとも毎日代表秘書が作っているのかです。

彼女に確認してみると、

・昼食は代表、代表の家族、スタッフの皆で食べる。

・昼食は毎日スタッフが作る。

・でも大体昼食を作るスタッフは決まっている。たまたま今日はそのスタッフが夕方まで社外のため、代表秘書が作っている。

ということでした。

 

というわけで毎日昼食をどうするか悩む必要は無くなりました。

一方で本当に毎日料理修行が行われることが確定しました。

そして早速この日から修行が開始されました。

 

代表秘書から野菜とピーラーが渡されました。

彼女がまずは見本を見せてくれ、私はその通り皮をむいていきました。

彼女はスムーズにすい〜すい〜っと皮をむきましたが、私がやってみるとグッグッという感じで全然滑らかにむけない。

 

彼女が笑いながら初めての料理記念だから写真を撮ってあげると言うのでケータイを渡しました。

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写真からもぎこちなさが伝わりますね。

カゴに入っているむき終わった野菜も皮が残っているし、表面も妙に角ばっている。

 

そして全てむき終わりました。

出来た!の一枚。

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でもちゃんとむけてないですね。先端皮が残っているし。

写真を見返して、よくこれでサムズアップできたなぁと思いながら今文章を書いています。

多分、よく出来たのサムズアップではなく、何とか終わらせた安堵感からのサムズアップだったんでしょうね。

 

代表秘書から、今日の修行はここまで、あとは完成まで待機との指令が出ました。

すると彼女は手慣れた手つきで料理を始めて、あっという間に昼食を作り上げました。

そしてその完成と同時くらいに代表の家族も帰宅です。

皆が揃い昼食開始です。

 

代表秘書が今日の昼食の経緯を代表に話したところ、私に料理経験が無いことに驚きつつも美味しいじゃんと食べてくれました。

と言っても、私は野菜の皮をむいただけで99.9%は代表秘書が作ってくれのたで、代表秘書に何だか申し訳ない気持ちでした。

それと同時に少しでも料理を頑張ろうと決めたハノイ本社での初めての昼食でした。

 

次回の記録もこの続きです。