たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録14:ハノイ本社で勤務開始④-帰宅-
そろそろ業務が終わる時間です。
きっちり定時で終わるのか、それともバリバリ残業をするのかどっちだろうなと思いながら、周りの雰囲気を見ていました。
前者のようでした。
定時前にそろそろ仕事終わりのリラックスした雰囲気になったので代表秘書に確認してみました。
もちろんその時の業務状況にもよりますが、基本はスパッと仕事を終えて、皆帰宅するとのことでした。むしろなぜ残業するの?というリアクションでした。
そのような話をしているときに代表の子供が学校から帰ってきました。
それと同時にスタッフは皆仕事そっちのけで、子供とYouTubeで動画を見たりして遊び始めました。
しかも動画は代表のPCで見るんですよね。
そういうわけで定時きっちりではなく、定時より少し早めに仕事終了モードです
もちろん仕事が忙しいスタッフは業務続行ですが。
私はスタッフ達と子供が遊んでいるのを静かに見ていました。
やはり初対面なのでどういう風に絡んで良いか分かりませんでした。
子供も私がいていることに気づいていましたが、初対面ですし言葉も通じないため、私に話しかけてくることはなかったです。
そういうわけで私はその後も業務を続けていました。ただ周りがそのような雰囲気でしたので、私もちょっとすると日本から持ってきていたタブレットをいじり始めました。
するとタブレットに興味を惹かれたのか、子供が私のところに近づいて来てくれました。
子供は私のタブレットからYouTubeのアイコンを見つけ出し、見つけるやいなや「ポケモン!」と連呼です。
ポケモンを検索して、検索上位の動画を順に見せてあげるとずーっとひたすら見入ってました。
ポケモンは私が小学生の時に登場して、今もそれが日本だけでなく海外でも大人気なんですね。
なんだか懐かしい気持ちになりました。
そして、気づいたのですが、先程まで遊んでいたスタッフ達、また仕事に戻っていました。
やっぱりまだ仕事終わっていなかったんですね。
業務終了に向けてのラストスパートをかけるための恒例のリラックスタイムというわけでした。
ちなみに私はこれをきっかけに子供と仲良くなり、翌日以降は毎日子供が帰宅すると30分程遊ぶのが日課になりました。
子供と動画を見ていると定時になりました。
他のスタッフ達も退社の準備を開始し始めたので、私も帰宅準備です。
そして、帰りのGrabを予約です。
出社の時のようにキャンセルとかなくスムーズに来てほしいなと思いながら、目的地設定をすると…。
驚きの待ち時間10分です。
何度やり直しても同じくらいの時間です。
タクシーが到着するまで事務所で待機したいところですが、業務が終了した今は事務所は自宅の雰囲気に戻っているため、さすがに申し訳ないため道路で待つことにしました。
道路に出て、到着時間の長さの原因が分かりました。
大渋滞です。朝の渋滞なんて比にならないくらいです。
ここまでの渋滞だと到着にも時間がかかりますし、ホテルに帰れるのも一体に何時になるのだろうと不安になりまりした。何だかドッと疲れが出ました。
ただ、そんなこと考えていたら、余計疲れると思い、もう何も考えないようにしました。
クラクションがひたすら鳴り響く中、私は無心で待ち続けました。
そして、もう何分経ったか分からないですが、タクシーが到着。
でも、到着連絡が来たのですが、車が多すぎて、どこにいるのか分かりません。
バイクがぐいぐいくる中、必死に車種とナンバーが合致するタクシーを探します。
そして、見つけました。車列の中です。
この渋滞の中、歩道に寄せて停めるの難しいです。
私はバイクや車にぶつからないように恐る恐るタクシーに近づきます。
無事、乗車。運転手さんも申し訳なさそうな顔をしています。
さぁ後はホテルに帰るだけと言いたいところですが、先程書いたようにすごい渋滞で車はなかなか動きません。
私はもう車の外の渋滞は見ないようにし、ずっとケータイをいじっていました。
一体、どれくらい時間が経ったかは分からないですが、車はホテルがあるDoi Can通りに入っていました。
ようやく時が進んだように感じました。
後は晩御飯を食べ、お風呂に入れば、怒涛の1日が終わります。
私はタクシーを降り、ホテルのレストランに向かいました。
次は晩御飯の記録です。