たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録18:あるスタッフの話
記録をするために色々写真を探しています。
その中であるスタッフさんを思い出したので、その方について少し書きたいと思います。
今までの記録の時系列から少しズレますが、せっかくので記録します。
その方はハノイ本社の男性スタッフさんです。
年齢は私よりも結構若いはずです。
彼はハノイ本社に常駐しており、先日のゲアン省視察にも来ていませんでした。
そのため、彼と初めて出会ったのは私がハノイ本社に出勤し始めてからです。
彼はなかなかフレンドリーな感じで、他のスタッフさん達とよく賑やかに話しています。
ただ彼は英語を話さないため、私とは普段あまり会話することはなかったのですが…。
また彼は結構天然キャラで、飛行機チケットの予約間違いなどもありました。
たしか、代表の出張の飛行機チケットを全然違う日時で予約していて、なんとかなるさ精神の代表もさすがにワタワタしていた記憶があります。
そのようなこともあり、彼は他のスタッフさん達からよくイジられていました。
あるとき、会社での飲み会がありました。
お店に向かう際、車組とバイク組で分かれて、彼と私は車組になりました。
私たち2人は後部座席で隣り合いました。
最初は会話はなかったのですが、彼がケータイを取り出し、何か打ち込んでいます。
すると私に画面を見せてくれました。
Google翻訳でした。
「君と話したいんだけど、どうやって話そうか?」とベトナム語から英語に翻訳されていました。
私も自分のケータイでGoogle翻訳に打ち込み、英語からベトナム語に翻訳しました。
「お互い英語とベトナム語を勉強しよう。それまではGoogle翻訳に頼ろう」
翻訳の精度がどうなのかは分からないですが、彼はイエスと笑顔で答えてくれました。
Google翻訳を介した会話を何度か行い、店に着きました。
少しの会話で、しかも翻訳ソフトを介したものでしたが、彼とは一気に仲良くなれた感じでした。
それから、数日後だったはずです。
彼が、ちょっと休みを取ると言って、またねという風に会社から出て行きました。
その後、彼が会社に戻ってくることはなかったです。
他のスタッフさん達に彼のことを聞いても、皆よく分からないという回答でした。
今、Facebookを見る限り元気そうにしているので良かったですが、彼とはもっと仲を深めて、翻訳ソフト無しで会話出来てたらなと思いながら、この記録を書いています。
次回は時系列に戻って、記録を再開したいと思います。