たった1人の3ヶ月ベトナム滞在記録6:ゲアン省でのディナー
前回の記録からかなり時間が経ってしまいました。
これからはまた記録を再開していきたいと思います。
前回の記録はゲアン省での初めてのランチ会まででした。
ランチ会の参加者の多くはビール等をしっかり飲み、かなり盛り上がっていました。
私も飲みたかったのですが、ランチ会後に業務があったため、泣く泣く乾杯の一杯だけにしました。
ランチ会後は業務となったのですが、ただもう記憶は何もありません。
そのため、話はディナーにいきなり飛びます。
私の前任者のゲアン省での業務が今日までということもあり、ディナーは前任者の送別会でもありました。
ディナーは確か焼肉だったはずです。団体代表の家族やその友人達、多くの人が参加しました。
家の庭にシートを敷き、そこにホットプレートが複数個セットされました。
そのため、複数のグループができました。確か私は前任者と同じグループだったと思います。
前任者、団体代表の義理兄、住み込みのスタッフ、そして私(だったような。もっといたかもしれませんが…)。義理兄と住み込みのスタッフさんは英語・日本語を話さないため、ちょっとした単語でコミュニケーションをとりました。
そして、住み込みのスタッフさんがバンバンお肉を焼き始めました。
日本のように皆合わせて乾杯や調理開始という感じではなく、各グループのペースで会が進んで行きました。
お酒はランチ会と同様に氷入りのビールです。
最初は「氷入りはどうかなぁ」と思っていたのですが、慣れてくると、暑い中に氷で冷えたビールがなかなかイイ感じになってきました。
また、氷のおかげでビールが薄まり、酔いがそんなに回らないこともよかったです。
そのおかげで結構なハイペースでビールが進みました。
前任者は住み込みスタッフさんとたばこ休憩を挟みつつ、ちょいちょいビールを飲んでいる感じでした。
住み込みスタッフさんから、「お前も一緒にどうだ?」とちょいちょいと手招きしてもらったのですが、生憎私はタバコを吸いません。
「あーせっかく仲を深める機会だったのになぁ」と思いながら、申し訳ない顔をしつつビールが入ったグラスをかかげて、ぐびっと一気飲みしました。
すると、住み込みスタッフさんが自分のグラスを持って、私の横に座りました。
どうも彼もお酒が好きなようで、ハイペースでビールを飲んでいた私に興味を持ってくれたようです。
彼は私に「ビアー?」と聞いてくれました。
私は「イエス、ビアー!」と即答しました。
彼は、各グループをまわって、ありったけの缶ビールを持ってきてくれました。
彼は戻ってくるなり、私のグラスにビールを注いでくれました。
私も彼のグラスにビールを注ぎました。
お互いのグラスの氷は溶けてもうありません。ただ、そんなことは関係ありません。
私たちはグラスが割れない程度にガシャンと乾杯し、一気飲みでグラスをあけました。
最高にうまい一杯でした。何も会話は交わしていないですが、その一杯だけで彼と友人になれたと思いました。
そして、お互いが2杯目を注いでいると、前任者と義理兄が戻ってきました。
彼らも参戦です。
すると私以外の3人が「モッ!ハイ!バー!ヨー!」と乾杯しました。
前任者に聞いてみると、ベトナムの乾杯時のフレーズとの事でした。
次回飲み会の乾杯時には必ず言うぞと思っていたら、またまた3人は「モッ!ハイ!バー!ヨー!」と乾杯しました。
どうもテンションが高くなったら、何度も何度も乾杯するようです(よくよく考えるとこれは日本でもそうですよね)。
4人で飲むと、かき集めた缶ビールがあっという間に無くなりました。
まだ酔いは深くなくまだまだいけそうだったので、「これで今日はもう終わりかな」と少し残念に思っていると、住み込みスタッフさんが私に「ワイン?」と聞いてきました。
もちろん私は「イエス!」と即答です。
そのやりとりを聞いていた前任者が私に「やばいですよ」と一言。
私は、前任者がワインが苦手なのかなぁと思い、特に反応はしませんでした。
そして、住み込みスタッフさんが小さいお猪口のようなものを4つ、そしてどう見てもワインボトルではないボトルを持って戻ってきました。
葡萄酒ではなく、自家製の何かの果実酒でした。
いい意味でびっくりし、俄然テンションが上がりました。
住み込みスタッフさんが4人分のお猪口に自家製果実酒を注いでくれました。そして、私に「一気飲み」のジェスチャーをしてくれました。
恒例の「モッ!ハイ!バー!ヨー!」で、グイッと一飲みしました。
ここで前任者の「やばいですよ」の理由が分かりました。
この果実酒、かなりのアルコール度数です。さすがにこれはききます。
しかし、住み込みスタッフさんは、間髪入れずに2杯目を注ぎます。
もちろん2杯目も「モッ!ハイ!バー!ヨー!」で一飲みです。
3杯目もこい!とお猪口をトンと置いたところ、さすがに3杯目は来なかったです。
これからは各自好きなペースで続けることになりました。
ただ、住み込みスタッフさん、義理兄、私はまだまだ飲みたかったため、ペースは落としましたが、その後も飲み続けました。
さすがに酔いが回ったので、記憶が曖昧ですが、最終的にはボトルを2本あけていました。
気づくとディナー自体はお開きになっていましたが、ほとんどの参加者が会話したり、それぞれがディナー終わりを楽しんでいました。
その中でも酔いが回った住み込みスタッフさんが、超陽気になり、ダンスを踊っていました。
私は、久しぶりにこんな楽しい飲み会に参加できて、ベトナムに来てよかったなと思いました。
そして、私と同行者Aさんは近場のホテルに宿泊することになっていたため、代表の実家を後にしました。
次回はこのホテルについて記録したいと思います。
写真は住み込みスタッフさんが団体スタッフさんとダンスをしているところ。